2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

吉村作治・梅原猛『「太陽の哲学」を求めて』

福岡伸一の対談集「エッジエフェクト」の梅原猛との対談の中に出てきた本。個人的な課題図書としていた本である。2008年、梅原猛は吉村作治の案内でエジプトを旅することになった。彼は出発までにエジプト文明の予習をしておこうと吉村作治の著書を読み、す…

坂口恭平「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」

書店の新刊コーナーで「都市型狩猟採集生活」という言葉が目に飛び込んできて、思わず購入。以前のエントリーで、大学を出て猟師になった千松信也氏の「ぼくは猟師になった」を取り上げたが、こちらは「都市型」という「型」がつく。阪神大震災の日の夜、す…

有川浩「阪急電車」

書店でよく目にするのに、どういうわけかなかなか読む機会が訪れない作家がいる。自分にとっては、東野圭吾、そしてこの有川浩も、ちょっと気になりながら、いまだに購入するところまで至っていない作家の一人。「図書館戦争」シリーズもなんか気になってい…

相愛大学シンポジウム 中沢新一・内田樹・釈徹宗「人文科学の挑戦」

相愛大学の人文学部「仏教文化学科・文化交流学科」の開設記念シンポジウム。内田先生のtwitterで知り、妻とふたり分申し込んで、自分だけ当選。600名のところを1600名応募があったらしい。お目当てのメインはナマ内田先生だが、釈轍宗氏にも興味があ…

岡田斗司夫「世界征服は可能か」

『個人的に岡田斗司夫を読んでみよう企画第3弾」。自分は、この本の読者ではない。この本の読者は「ヤッターマン」「不思議の海のナディア」や「ドラゴンボール」「北斗の拳」とかのファンだった人。『SFや冒険物語には必ず世界征服を企む「悪の組織」が出…

福岡伸一 対談集「エッジエフェクト」

新しい重要な変化は常に周縁(エッジ)で生まれてくる。真ん中ばかりを見ていると次の潮流が見えない。周縁は境界であり、別の世界と触れ合っていて、常に何かが生まれている。「エッジエフェクト」とは化学などで使われる「界面作用」のこと。生物学者であ…

内田樹「街場のメディア論」

今年になって4冊目の内田樹の本。内田先生は、自分がいま一番信頼できると思っている論客の一人。いつもながら独自でありながら、しかも説得力のある論理展開でぐいぐいと読者を引っ張っていく。新聞やテレビなどのマスメディアが凋落しつつあると言われて…

機械じかけの鸚鵡

AR.Drone Parrotなる機械がやってきた。簡単に言うとラジコンヘリコプター。いままでのラジコンヘリと違う点は操縦をiPhoneで行うことである。「絶対買うだろうと思ってたよ」「そんなもん買うのは、あんたぐらいですよ。私の知ってる限り」などという意地悪…

岡田斗司夫「オタクはすでに死んでいる」

自分も時々オタクと呼ばれることがある。別に反論する程のことではないと思っているし、別に気にしたこともない。だから、これまで「オタクとは何か」とか「オタクの考察」とかにまったく興味が持てなかった。個人的に「岡田斗司夫を読んでみよう企画」第2…

腕時計ナノ!

ひと目見て、時計になる! サイズがどんどん小さくなっていくと、ある段階でまったく別のフェイズに飛び込んでいく。新しいナノは、そんなことを感じさせる小ささだ。シャッフルは、さらに小さいがディスプレイを持たないぶんインパクトがない。このボディに…

岡田 斗司夫「いつまでもデブと思うなよ」

個人的に「岡田斗司夫を読んでみよう企画」第一弾。テレビに出てきた著者の激ヤセぶりに驚いた記憶がある。本書によると1年で50キロやせたという。すごいとしか言いようがない。なぜやせようと思ったのか、どんなダイエット法でやせたのか、とても気にな…

岡田斗司夫 小飼弾「未来改造のススメ」

「単身急増社会の衝撃」を読んだ後、もっと軽い本を読みたくて、選んだ本。岡田斗司夫と小飼弾との対談集。しかし、あまりののギャップに頭のスイッチが切り替わらず、対談の流れについて行けない。荒唐無稽な話がポンポン飛び出してくる。そんな見出しの一…