2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

小野不由美「残穢」

怖すぎて、家に本を置いとけない。 友人のおすすめ。小野不由美の最高傑作かもしれないという。また「怖すぎて、家に本を置いとけない」とのこと。残穢:「ざんえ」と読む。僕自身は小野不由美ファンではない。スティーブンキング並の重厚な長編「屍鬼」を読…

宮崎駿「風立ちぬ」堀越二郎「零戦 その誕生と栄光の記録」堀辰雄「風立ちぬ」

アニメ「風立ちぬ」を見に行くかどうか…。映画館で4分あまりの予告編を見て、よさそうに思ったが、ちょっと悩ましい。宮崎駿の飛行機モノは個人的には厳しいものがある。「紅の豚」は見ていて恥ずかしくて、途中で席を立ちそうになった。飛行機モノ第二弾と…

高山貴久子「姫神の来歴 古代史を覆す国つ神の系譜」

古代史本をもう一冊。 前回エントリーの村井康彦「出雲と大和」と前後して読んだ。「出雲と大和」は歴史学者による古代史幻想紀行ともいえる本だったが、偶然、本書も、歴史の舞台を訪ね歩く古代史紀行のような構成となっている。著者は古代史には、まったく…

村井康彦「出雲と大和 古代国家の原像をたずねて」

日本という国の始まりに、大きな謎がある。古代史の本を読む楽しさは、この謎を解明する楽しさである。邪馬台国の謎、卑弥呼の謎、出雲神話の謎…。古代史の研究者のみでなく様々な人々がこの謎に挑戦してきた。作家、哲学者、多くのアマチュア研究者たち…。…