2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

細 将貴「右利きのヘビ仮説 追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化」

時々「ヘビの本」を読みたくなる。 大型書店に行く度に、時間があれば「サイエンス」のコーナーを必ずチェックするが、中でも「生物」のコーナーの「爬虫類」の棚で「ヘビ関連」の本を必ずといってよいほど探している自分がいる。ヘビの本が見つかると、目次…

稲葉真弓「少し湿った場所」

前回のエントリーで書いた著書「海松」「半島へ」の著者によるエッセイ集。2014年8月30日に膵臓癌で逝去。巻末のあとがきの日付が8月吉日となっている。あとがきの文章が、病床で書かれたのだろうか、ちょっと不思議な文章で、胸をつかれる。エッセイの内…

稲葉真弓「海松」「半島へ」

今年8月、本書の著者が亡くなっていた。享年64歳、すい臓がんだった。その事をつい最近まで知らずにいた。たまたま書店で見つけた著者のエッセイ集「少し湿った場所」を手にとって帯の文章を読んで初めて知った。 数年前に著者の短篇集「海松」を初めて読ん…

大阪マラソン2014完走記

今年で4回目になる大阪マラソン。 暑くて、記録もひどくて、あまり書くべきことはないのだけれど、一応日記に残しておこう。運のいい ことに第1回からすべて当選している。同時期に始まった神戸マラソンも昨年まで全部当選だったが、今年は大阪のみ当選と…

早野龍五 糸井重里「知ろうとすること」

友人のIさんのtwitterのつぶやきで知った本。 東日本大震災の直後、様々な情報が錯綜する中で、発表されたデータを淡々と分析し、twitterで発表し続ける科学者がいた。原子物理学者、早野龍五。デマや憶測を含む不確かな情報が飛び交う中で、信頼できる情報…