2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

黄昏に走る。

ふだん走るのは、ほとんど夕方である。夏は炎天下を避け、早朝か日陰ができる夕方だが、なかなか早起きができず、大体夕方になる。しかし冬は、日没が早まるため、いつもの街灯の無い河川敷のコースでは真っ暗の道を走ることになり危険である。12月の半ばで…

動画で気づき

駅伝のTV中継を見ていると、選手が沿道の建物の窓ガラスに映った自分のフォームをチェックしているのを目にする。ふだん走っていて、自分のフォームを見るということはほとんどない。最近のデジカメは動画も撮影できるので、以前から、三脚とかを持ち出し…

フランク・シェッツィング「深海のYrr」ハヤカワ文庫

過去3年に読んだSFの中では間違いなくベスト1。いわゆるSFというより、マイクル・クライトン的なハイテク・スリラーに近い。ノルウエイの海底でゴカイに似た生物がメタンハイドレートの層を掘り崩していることが発見される。このまま掘り進むと大陸棚…

井形慶子「老朽マンションの奇跡」

この著者は4冊目になる。 「古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家 」「イギリスの家を1000万円台で建てた!」「夜にそびえる不安の塔」を読んだ。 一言で言うと吉祥寺の築35年の老朽マンションを500万円で購入して250万円でリフォームする話。リー…

高城剛「オーガニック革命」

あの高城剛がオーガニック? デジタル革命の寵児と言われた高城剛が、なぜか「オーガニック」に目覚めた!?時代の変わり目を真っ先にとらえて動く彼が、いまなぜオーガニックをめざすのか?そのムーブメントは、デジタルやインターネットに匹敵する潮流なの…

ローワン・ジェイコブセン「ハチはなぜ大量死したのか」

ミツバチを飼いたくなった。 読み終えるまで1週間かかってしまった。しかしとてもいい本だ。一夜にしてミツバチが大量に失踪する現象「CCD」蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん、Colony Collapse Disorder、)について書かれたドキュメンタリ…

司馬遼太郎「北斗の人」

司馬遼太郎「北斗の人」 大河ドラマの「龍馬伝」を見ていて、龍馬が入門する千葉道場に興味がわいた。そういえば司馬遼太郎の小説に千葉周作を主人公にした小説があったことを思い出して購入。それまでの伝統的な、木刀などによる組み太刀の稽古法に代わり、…

原 章二「マラソン100回の知恵」サブフォーをめざす市民ランナーへ

マラソン関係、ランニング関係の本は、たくさん読んだが、市民ランナーの入門書としてはベストではないかと思う。その理由のひとつが100回完走したという経験から来るノウハウの数々。フル100回完走というのは半端ではない。毎月マラソンに出たとしても9年か…

内田樹「日本辺境論」 新潮新書

「下流志向」「おじさん的思考」「狼少年のパラドックス」「村上春樹にご用心」などを読んでいる著者の最新刊。「日本辺境論」とは、なかなか刺激的なタイトルだ。どんな論理を展開するか、ほぼ想像がつく。しかし読んでみると、「目からウロコ」の話がいく…