岡田斗司夫「世界征服は可能か」

『個人的に岡田斗司夫を読んでみよう企画第3弾」。自分は、この本の読者ではない。この本の読者は「ヤッターマン」「不思議の海のナディア」や「ドラゴンボール」「北斗の拳」とかのファンだった人。『SFや冒険物語には必ず世界征服を企む「悪の組織」が出てくるが、それはなぜ?』という着眼点はよいと思う。問題は、その設問にアニメやコミックの例で答えようとしたことだと思う。アニメやコミックであっても、そこには必ず「物語の原型」があると思う。その「原型」を、地勢学や行動心理学、人類学、経済学などの手法を駆使して解き明かすという方法だったら、自分も楽しめたかも…。岡田斗司夫を、もう一冊読んでみるかな…。