映画

映画「ノマドランド」

こんなに寒々とした映画だったのか。 Hさんがレビューを書いていたので、興味を持ち、Amazon Prime Videoで視聴。米国では2008年のリーマンショックにより多くの高齢者が自宅を失ったという。その多くが自家用車で寝泊まりしながら、仕事を求めて全米各地を…

P・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」再読。映画「ブレードランナー2049」を観る前に。

「ブレードランナー2049」を観る前に。40年ぶりの再読。

ルパート・サンダース監督「Ghost in the Shell」

劇場版アニメをロードショーで観たのが僕のささやかな自慢である。 アニメの原作が実写化されると失望することが多いが、本作品はとてもよかった。押井守監督の「Ghost in the Shell」の世界観、ストーリーをかなり忠実に実写化している。ストーリーやエピソ…

新海誠「君の名は。」

雲を描く人 新海誠の作品は「雲のむこう、約束の場所」から観るようになった。「雲の〜」は東京勤務時代、渋谷の小さな小さな劇場で観た。「雲」のディテールをここまで克明に描いたアニメに初めて出会った。実は僕自身が子どもの頃から「雲」を眺めるのが大…

「STAR WARS/ジェダイの覚醒」

時間を忘れて楽しんだ。しかし。 遅ればせながら「STAR WARS/ジェダイの覚醒」2D字幕版を鑑賞。2時間を超える長さを感じることなく、退屈せずに最後まで楽しめた。一緒に観た友人も「面白かった」という感想。ミレニアム・ファルコン号、ハン・ソロが登場…

半藤一利「日本のいちばん長い日」2本の映画とともに。

最初に1967年公開の岡本喜八監督作品をテレビで観た。次に2015年公開の原田眞人監督作品を映画館で観た。最後に原作を読んだ。 岡本喜八監督作品「日本のいちばん長い日」 戦後70年という、この夏、昭和史」を読んでみようと思った。テキストに選んだのは、…

町山智浩『〈映画の見方〉がわかる本 「2001年宇宙の旅」から「未知との遭遇」まで』

映画と僕のの青春時代。 前から読もう読もうと思いながら、なかなか読めなかった本。著者の本は、本書の続編とも言える「ブレードランナーの未来世紀」と「トラウマ映画館」を読んだ。どちらも、とても面白かった。僕自身が見たことがある映画が、著者の手に…

映画「永遠の0」

泣いた。 ようやく映画版「永遠の0」を鑑賞。しっかり泣いた。周囲からも、すすりあげる声やハンカチを取り出す音が、聞こえてきた。2年ほど前、原作を読んだ時もやっぱり泣いたと思う。しかし見終わってみると、原作を読んだ時と同じ違和感を感じている自…

映画「夢と狂気の王国」

「攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers」をレイトショーで観るつもりだったが、ちょっと時間が合わず、「夢と狂気の王国」を観ることにした。内容もほとんど知らず、監督の砂田麻美という女性のこともほとんど知らなかったので、あまり期待せず、退屈だ…

高畑勲「かぐや姫」

11月最後の土曜日、自宅にいちばん近い映画館である売布の「シネぴぴあ」で鑑賞。小さな劇場で、満員だったら困るので番号札をもらうために上映の20分前に行ったが、3番、4番だったので拍子抜け。半分以上の席が空いている。興行は意外と苦戦しているのか…

宮崎駿「風立ちぬ」堀越二郎「零戦 その誕生と栄光の記録」堀辰雄「風立ちぬ」

アニメ「風立ちぬ」を見に行くかどうか…。映画館で4分あまりの予告編を見て、よさそうに思ったが、ちょっと悩ましい。宮崎駿の飛行機モノは個人的には厳しいものがある。「紅の豚」は見ていて恥ずかしくて、途中で席を立ちそうになった。飛行機モノ第二弾と…

町山智浩「トラウマ映画館」

一度観ただけでトラウマになるほど強烈な映画ってあるのだろうか。少し前に書店で見かけた本書のタイトルがずっと気になっていた。2週間ほど前、本書を手に取ってみて目次を眺めて、ついに購入。紹介されている映画のうち、観たことがあったのは、この時点…