2024-01-01から1年間の記事一覧

アレックス・ガーランド監督「シビル・ウォー アメリカ最後の日」

既視感。 主人公たちのワシントンDCへ向かう旅が始まると、既視感というのか、過去に観た映画の印象が次々に蘇ってきた。二人の若者がバイクでアメリカを旅する「イージーライダー」、陸送ドライバーがわけもなく暴走を続ける「バニシングポイント」、最近で…

数多久遠「有事 台湾海峡」

石破政権が誕生し、衆議院は解散へ。米国では大統領選挙のキャンペーンが進行中。その日米の政治的空白を突いて、中国が台湾海峡で事を起こそうとしている。2024年の、まさに「今」が舞台とも言える小説。著者の数多久遠は元幹部自衛官。その作品は、ほぼ全…