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井形慶子「老朽マンションの奇跡」

この著者は4冊目になる。
「古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家 」「イギリスの家を1000万円台で建てた!」「夜にそびえる不安の塔」を読んだ。
一言で言うと吉祥寺の築35年の老朽マンションを500万円で購入して250万円でリフォームする話。リーマンショック以後のの不動産市場、中古マンション市場、さらに住宅リフォームの裏事情、首都圏の若者の住宅事情などを絡めながら、体当たりで自らの求める住宅に向かって突き進んでいくドキュメンタリー。冒頭にリフォームのビフォア・アフターの写真も掲載されていて、わかりやすい。ただ会社の女性にアフターの写真を見せたところ、それほど魅力的に見えないという意見。その理由は「広さ」ではないかと思う。関西で都心の30㎡超のワンルームマンションに住んでいる彼女にとって45㎡のメゾネットなんて、あまり魅力的に見えないのかもしれない。それにしても首都圏の住宅事情の厳しさは想像を絶している。自分も4年前まで港区の賃貸マンションに住んでいたが、同じ家賃なら広さは1/3。壁の厚さも1/3。古さは3倍だった。関西に住んでてよかった、とつくづく思う。