2010-02-23から1日間の記事一覧

茂木健一郎「すべては音楽から生まれる」PHP新書

茂木建一郎という人は、いろいろ言われている人だが、個人的にはファンである。2009年の前半ぐらいまで、出版される本はほとんど読んでいた。学習や創造に関する脳科学の話は、目からウロコの部分や頷ける部分も多かったし、感動したことも少なくない。しか…

高村薫「太陽を曳く馬」

2009年7月に購入して以来、いまだに読了できずにいる難攻不落小説。村上春樹の「1Q84」とセットで読むつもりで買ったのだが、文体との相性が悪いのか、なかなか読み進めないでいる。なぜ「1Q84」とセットかというと、どちらも新興宗教を題材としてお…

谷川健一「古代学への招待」

「青銅の神の足跡」「白鳥伝説」など、目からウロコ体験満載の名著の著者による古代学入門。目次を見て購入。 「邪馬台国と物部王国」 「金属と白鳥」 「山部の物語」 「古代巫女王の系譜」 しかし、この手の本って、時間に余裕のある時でないと、なかなか読…

須賀敦子の本

数年前に初めて出会った作家。どうしてもっと早く読まなかったのだろう。須賀敦子「トリエステの坂道」「コルシア書店の仲間たち」「ヴェネツィアへの旅」「遠い朝の本たち」タイトルからの印象は紀行文かイタリア生活のエッセイ風だが、中身はまったく違う…