ミズノは硬い

ミズノのランニングシューズ。

ランニングシューズを買い替えた。
それまでは、アディダスが日本人の足に合わせて開発した
といわれる「アディゼロ」を3足。ニューバランス
フラット走法用のシューズを1足履いていた。
アディダスは自分に合っている、という印象だった。
ミズノのモデルは「ウエーブライダー」という比較的
クッションがしっかりしている幅広モデル。
20キロほど、ゆっくり走ってみた。
第一印象は「硬い」。クッションが厚めなので、かなり
ソフトな履き心地を予想していたのだが、思いのほか
硬いことに驚く。

シューズのデザインの違いのせいか、つま先がよく
引っかかる。引っかからないように、足を少し高めに
上げる走法に変える。
ランニングそのものは、前より安定している気がする。
以前なら未舗装の、荒れた路面では、足首が外側に
くねるような動きになり、ひやりとすることが時々あったが、
ミズノでは、まったく起きなくなっている。
試しに、轍ができていて、以前なら避けながら走ったような
路面をわざと選んで走ってみても、安定している。

村上春樹がランニングについて書いたエッセイ
「走ることについて語るときに僕の語ること」の中で、
路面の状態をダイレクトに伝えるような硬さのミズノが
好みだ、と書かれていたが、それはこの事だったのか
と思い当たる。