2011-09-09から1日間の記事一覧

中沢新一「日本の大転換」

中沢新一という人、よく読むし、好きなのだけど、ちょっと微妙なところもある。例えば「アースダイバー」という本は、東京の縄文時代の地図を頼りに、現代の東京を探検するという一種の紀行作品。かつて縄文人が聖地としたような場所は、いまでもお寺や神社…

角幡唯介「雪男は向こうからやって来た」

「空白の5マイル」に続く作品。前作は、21世紀の地球に、未踏の秘境がまだ存在していたという驚き。そして、著者自身がその探検に挑むというリアリティ。探検は過酷を極め、著者は生死の境をさまよい、かろうじて生還したという事実。さらに、その秘境をめ…