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大阪マラソン2014完走記

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今年で4回目になる大阪マラソン

暑くて、記録もひどくて、あまり書くべきことはないのだけれど、一応日記に残しておこう。運のいい ことに第1回からすべて当選している。同時期に始まった神戸マラソンも昨年まで全部当選だったが、今年は大阪のみ当選となった。京都マラソンも第1回から 申し込んでいて1度も当たらないので、僕の幸運の神様の御利益はかなり限定的なのかもしれない。一昨年、昨年は、会社の若者と一緒に走ったが、今年は当選 したのは自分のみ。友人のMさんが大阪に初当選し、一緒に走れることになった。マラソンは一人で参加するスポーツであり、並んで一緒に走るということはあ まり無いが、それでも同じ大会に知り合いが一緒に走るのは何となく心強くうれしいものである。

2度目の還暦ラン。

本当は2月 の東京マラソンが「還暦完走ラン」になるはずだった。しかし大会5日前に正体不明の高熱とむくみが発生し、断念。その1週間後に申し込んでいた篠山マラソ ンに挑戦するも、35kmあたりの関門を通過できず、還暦完走はお預けになってしまった。今回は、そのリベンジとも言える大会だったが…。

練習不足。

今 回で13回目のフルマラソンになるが、これまで十分に練習ができた大会は一度も無かったと思う。今年も、例によって走り込み不足。練習不足。秋のマラソン の難しさは、真夏の暑い時期に練習のピークを持ってくる必要があること。それでも5月半ばから練習を始め、6月いっぱいまでは順調にペースと距離を伸ばし ていった。しかし、7月には猛暑日が増え、ペースが上がらなくなってしまった。仕事が非常勤になって、もっと走る時間が作れると思っていたが、7月、8 月、9月と仕事が忙しくなり、土日さえも出社する日が続いた。おまけに8月半ばの豪雨、9月と10月の台風の襲来で走れない休日が増えた。6月以降、長い 距離を走ったのは、20kmが1回。1カ月前に32kmが一回だけである。明らかに走り込み不足。これでは完走もおぼつかないのでは…という状態だった。 まあ、何を言っても言い訳になってしまう。忙しくてもちゃんと練習する人はやってるのだから…。

還暦装備。

ウエアは、還暦ラ ンなので赤で統一することに決めていた。本当に赤いちゃんちゃんこで走ることも考えたが、完走も怪しい状況なので、機能性、快適性重視で、速乾素材の真っ 赤なTシャツと同色のランニングパンツ。シューズは昨年と同じくアディダスのジャパンブーストの新モデル。カラーに赤がなく、蛍光オレンジでガマン。ウエ ストポーチも赤系で統一。帽子は赤いバイザーを探したがなかなか見つからない。結局、前日のマラソンEXPOに出店していたスポーツ用品メーカーのブース でHaloというブランドのバイザーを購入。シューズも入れると3万円コース。

前日、「巨大戦艦大和展」へ。

一週間ほど前 に、マラソンEXPOに出展している企業のブースを手がけたという高校の友人から連絡があり、会場で会おうという約束をした。マラソンEXPOでは東京か ら参加するMさんと14:00にランナー受付の3号館前で待ち合わせ。昼前にブースに立ち寄って友人と待ち合わせ、フードコーナーで食事しようと思ってい た。会場へ向かう電車の中で、友人に11:30ごろ会場到着予定のメールを入れると、「ごめん、今日は夕方から現場入り」との返事が来る。Mさんとの待ち 合わせまでまだ2時間以上ある。どう過ごそうかと考えていると、近くのATCミュージアムで「巨大戦艦大和展」が公開中なのを思い出して、そちらを見てみ ることにする。確か、艦橋が実物大で再現されているはずだ。早速、ATCへ移動する。ATCに来るのは久しぶりだ。最後に来てから、たぶん10年以上経っ ているはずだ。中に入っているお店はほとんど入れ替わっているようだ。ミュージアムは南の端にあった。呉の大和ミュージアムが出張展示している感じ。文献 資料をじっくり見る時間は無いので、目玉である艦橋の実物大再現コーナーに行く。もちろん艦橋全体ではなく、第1艦橋内部のみ。それも前半分だけの再現 だ。前方の5つの窓には映像を映していて、航海中の海を背景に艦首から6門の主砲が見える。映像は、主砲の試射を再現したもので、飛び交う伝令や、主砲塔 が回転する作動音などが再現されていて、なかなかリアルだ。主砲の発射を見た後、艦橋コーナーを離れ、出口へ向かう。大和の模型も展示してあるが、呉の 1/10の模型の迫力はない。ミュージアムを出て、まだ時間があるので、昼食を済ますことにする。昼食後、ATC内を探検。14時少し前に待ち合わせ場所 へ向かう。ランナー受付の3号館の前でMさんと会う。昨年の東京マラソン以来だからほぼ1年半ぶり。受付を済ませ、マラソンEXPOを見学。昨年より人が 多くて、混雑している感じ。明日、走る時に携帯するジェルサプリとバイザーを購入し、フードコートへ。EXPOでもらったノンアルコールのビールと串焼き などをいただきながら、雑談。Mさんも、あまり走りこめていない様子。中埠頭駅まで歩いてニュートラムに乗る。親戚の家に泊まるというMさんとホームで別 れる。18時前に帰宅。ほどなく高校の同窓会だった家人も帰宅。風呂に入って、早めの夕食に。録画していたNHKの時代劇ドラマ「ぼんくら」を見ながら ビール1杯とワイン1杯を飲む。夕食後、明日の装備、荷物を用意し、22時過ぎには就寝。

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当日。

起床は午前4時30分。洗 面、紅茶とトーストだけの朝食を済ませ、ランニング用の装備に着替える。ゼッケンも付けてあるので、現地でジャージとカーゴパンツを脱げば準備OK。5時45分に家を出る。東の空がほのかに明るみはじめている。6時10分発大阪行きの快速電車に乗る。尼崎で東西 線に乗り換え、京橋へ向かう。シューズにICタグを付けたランナーたちが増えてくる。電車が神崎川を渡る瞬間に日の出になった。6時50分頃に京橋到着。 2回目以降は、京橋駅の西口から出て、2階の通路を通り、OBP方面への橋を渡るルートを使っている。大阪城ホールの横を通って会場へ。野球場が更衣コーナーとランナーサービスエリアになっている。更衣エリアで着替えを済ませて、トイレの行列に並ぶ。所用時間は15分程。トイレを済ませ、荷物預かりに向かっているとMさんからスマホにメッセージが入り、彼も荷物預かりに向かっているとのこと。荷物預かりのトラックとランナーの集合場所がかなり離れていて、昨年は、集合場所の締め切りまでギリギリだったことを思い出した。Mさんから「総合案内の前にいる」とのメッセージが入り、そこへ向かう。ほどなくMさんを発見。Mさんが山登りで知り合ったWさんが一緒におられ、紹介される。ゴールの後、Wさんのお友達のランナーサークルの皆さんの打ち上げに参加させてもらう予定。ゴール後の集合場所を確認したりして、時間を過ごす。スタートブロックはWさんがF、僕がG、MさんがHと近いので、一緒に集合場所をめざす。大阪城のお堀を左手に見ながら進んでいく。途中でMさんがトイレに行くとといって別れる。しばらくしてWさんとも別れ、自分のブロックへ向かう。少し時間が早いせいか、ブロックの前のほうに到着。

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 スタート。暑い。

スタート前のセレモニーが始まるが、例によって、あまり聞こえない。8時55分、前のほうから拍手が起こり、車椅子マラソンがスタートした模様。3分前になってiPhoneNike Runningアプリを立ち上げる。バッテリ残量を見るともう80%台まで減っている。写真を撮ってFBに投稿したりしている内に消耗したようだ。最後まで持つか、かなり心配。腕時計型のガーミンも位置計測を開始する。iPhoneがグロスタイム、ガーミンがネットタイムを計測する。9時になった。号砲は聞こえず、ランナーたちの歓声で、スタートを知り、iPhoneのアプリをスタートさせる。しばらくは動かないはず。大阪マラソンも4度目なので、緊張感はない。後ろのほうのブロックだったせいか、なかなか動き出さない。ようやく動きだしたのは、号砲から5分ぐらい経過してからだ。スタートラインを通過したのは10分遅れぐらい。大阪城公園の周回路から本町通りに出た頃には通常のペースに達していた。中央通りから玉造筋に出ると、東南からの日差しがすでに強くて、汗が出てくる。周囲のランナーからも「暑い」という声が上がっる。すでに20度を超えている模様で、先が思いやられる。道の東側に寄ると、ビルの陰に入って、暑さが少しやわらぐ。スタート直後からディズニーのミニーのコスプレで走っている4人組の女性が自分と前後して走っているのに気づく。鶴橋駅前で右折して千日前通りに出る。しばらく行くと上町台地と呼ばれる地形をだらだら登る坂があるが、まだ序盤なので、辛くはない。坂を登りきって、しばらくすると最初の給水ポイント。手前のほうは混んでいるので、50mほど先でスポーツドリンクを補給。5kmまでは1km6分30秒前後で推移している。ペースメーカーになってくれそうな、自分とペースが近いランナーを探すが、こちらのペースが一定しないせいか、すぐにはぐれてしまう。なんばの交差点を右折して、御堂筋へ。

 

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ここからの10kmぐらいの区間がコースのハイライトとも言えるエリア。道幅が広く、開放感がある。応援も一番多い区間だ。昨年までは、この御堂筋で家族や友人が応援してくれていたが、今年はなし。それにしても暑い。気温はもう25度近くになっているだろう。すでに先頭集団のランナーがすれ違っていく。速い。淀屋橋で右折し、土佐堀通りを東へ向かう。コースは、土佐堀川、大川に隣接しているが、ビルで遮られているため、風景が退屈で、前半の難所とも言えるところ。北浜を過ぎ、天満橋の手前で10km、日経ビル、寝屋川にかかる橋を渡ると、右側に大阪城公園がみえてくる。片町で最初の折り返しポイントを引き返す。天満橋の先で15km。北浜で右折して土佐堀川を渡り、中之島へ。中央公会堂、図書館、市役所という歴史的建造物を左手に見ながら、淀屋橋で御堂筋へ。暑さのせいか、いつもより消耗しているようだが、まだ足は異常なし。心なしかシューズの甲の部分が窮屈に感じられる。2度めのなんば交差点で右折し、千日前通りを西へ。頭上を阪神高速が通っており、日陰になっていて涼しいのがありがたい。コースは浪速区から、木津川を渡って、一瞬大正区に入って。道頓堀川を渡って、西区に入る。次のランドマークは京セラドームだが、昨年からコースとドームの間に、商業施設ができて、ドームがあまり見えなくなっていて、残念。この辺りは、以前、仕事場があった南堀江に近く、懐かしい風景の中を行く。木津川沿いに北上し、2度めの折り返し点、20km地点を通過する。川や橋が多いこの区間は、実は微妙なアップダウンがあり、体力を奪っていく。昨年はなんばの交差点の手前で1度歩いてしまったことを思い出した。なんばの手前で中間点を通過。なんばの交差点を右折すると、南へ向かう。大阪の、最もディープなゾーンを走る区間だ。四ツ橋筋を南下、大国町で左折して、東へ向かう。恵美須町が3度めの折り返し点で、一瞬、通天閣が見える。折り返した後、西に向かい、四ツ橋筋を通り過ぎて、芦原橋の手前で再び南下。すぐに左折し、新今宮の手前で右折して四ツ橋筋に戻る。距離合わせのためか、折り返しのあとに左、左、右と走らされるコースは、ランナーの方向感覚を狂わせる。こちらは4度目なので、もう惑わされはしない。四ツ橋筋に戻ってからは、ひたすら南下。太陽が正面なり、暑さが増す。25kmを過ぎたあたりから、急に足が重くなった。おいおい、もう来るのかよ、と焦る。疲れた時は、まずリズムを意識する。そして腕振り。給水スポットで、少しストレッチをして足をほぐす。少し回復したような気持ち。しかしペースのほうは1キロ7分を越えている。南に向かう区間は、観るべき景観もなく、まっすぐで退屈な、全コース中、最も辛い区間だ。しかも、今日は、ほぼ正面からの日差しで消耗が激しい。大阪の下町っぽい熱い応援が唯一の救いだ。去年と同じく32km付近でU君が応援に来てくれているので、まずはそこまで頑張ろう。給水の度に止まって、ストレッチをしたり、携行したエアサロンパスで足を冷やしたりする。前日にマラソンEXPOで購入した赤いバイザーがだんだんずり落ちてきて、10分に1回はかぶり直す。U君が待っている32km付近に近づいてきた。去年は道の右側にいたので、右側によって、探しながら走る。いた!写真を撮ってもらって、走りだす。やはり知り合いの応援は、もらう元気が違う。もう後10kmだ。コース後半のいちばんの楽しみは、32km過ぎの給食ゾーン。暑いので脱水症状にならないよう水やスポーツドリンクを多めに摂ってきたので、あまり食欲がない。それでもいなり寿しとどら焼きを食す。ようやく住之江公園前を右折して南港方面へ向かう。ニュートラムに沿って走るこの区間も、まっすぐな道がどこまでも続く、単調で辛い区間だ。南港に渡る大橋がなかなか見えてこない。はるか遠くに南港大橋が見えてきたあたりで、5時間45分のペースセッターが後ろから追い抜いていった。「えーっ、そんなに遅いのか」とショックを受ける。ペースは1km8分台に落ちていて、先ほどのペースセッターに追いつけない。ようやく大橋に到達するが、足が止まってしまった。観念して歩くことに。上り坂の部分だけだぞ、と自分に言い聞かせて、歩く。坂の頂上に達したところで、再び走り始める。坂を降り、橋を渡りきって、右折。右折したところに、テレビで見慣れた顔の男性が立っていて、ランナーたちをハイタッチで出迎えている。森脇健児だ。こんなに後ろのランナーにまで待っててくれるなんて凄い。自分もハイタッチをしてもらって、最後の4kmほどのランに飛び出していく。その後は止まらずにゴールまで走れた。ゴールして、iPhoneを取り出して、Nikeのアプリを表示させ、ランを終了しようした瞬間、iPhoneがバッテリー切れで落ちた。グロスタイム5 時間47分34秒。ネットタイム5時間36分47秒。過去最悪タイムに、iPhoneのバッテリーが持たなかったのだ。ゴール後、荷物を受け取って、更衣コーナーで着替えながら、iPhoneを予備バッテリーで充電し、Mさんに、ようやくFacebookのメッセージを送る。NIkeのアプリを起ち上げると、マラソンの記録が残っていなかった。Mさんの返事が無いまま、着替えを済ませ、集合場所へ向かう。集合場所のフードコーナーでWさんを見つけて、合流。しかしMさんがいない。ランナーズアイで調べてみると、30kmの通過記録はあるが、その後のデータがない。途中でリタイアしたのだろうか?しばらく待っているとMさんから電話があり、今ゴールして、荷物を受け取ったところだという。20km過ぎから足がつって、後半は大部分を歩いてゴールしたとのこと。Mさんが合流して、Wさんのお友達のランニングサークルのメンバーと一緒にタクシーで此花区の銭湯に向かう。銭湯で汗を流した後、シャトルバスでJR環状線の西九条駅へ。西九条から環状線で福島まで行き、駅の高架下にある鳥料理の店で打ち上げ。

総括。グロスタイム5 時間47分34秒。ネットタイム5時間36分47秒

今回の目標であった還暦完走は、一応達成。3月の篠山のリベンジは果たせたと思う。しかし記録は過去最悪を更新。しかも、このところずっと5時間を切れていないし、毎年遅くなっている。来年3月には篠山を走るが、練習方法も見直したい。