大阪市立東洋陶磁美術館「ルーシー リー展」

行きそびれていた「ルーシー・リー展」をのぞく。陶磁器というより、もう少ししなやかな素材でできているような、有機的で伸びやかな形と質感。大胆だけれど繊細で微妙な色あい。古代の遺跡から出土したようなプリミティブさを感じる作品もある。鑑賞する人によっては、この器に盛る料理や活ける草花のイメージが次から次へ浮かんでくるという。不調法な自分には、そんな高尚な鑑賞法は望むべくもないが、とても身近な感じで接することができた。暖かくて、気さくで、とても知的な女性と過ごしているような感覚。ほんの30分程だったが、とても豊かな時間を過ごすことができたと思う。2月13日まで。まだ行ってない人は、ぜひ。