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世界の終わり「EARTH」


「世界の終わり」というインディーズのグループが人気を集めていると聞いて、iTune storeで購入してみた。それぐらいインパクトのある名前だ。少なくとも自分には…。もっと静かな音楽がと思っていたが、実際聴いてみると、けっこうテンポのいいロック。メッセージ性も強そう。まあ目指すところは理解できるような気もする。以上、感想終わり。それにしても、なぜ「世界の終わり」という名前を選んだのだろう。

ここからあとは「マイ世界の終わり」の話し。
10代の半ばから20代前半、「世界の終わり」に取り憑かれたことがあった。小学校高学年から始まったSF熱は、中学、高校と進むに連れて重症になり、その中で特に好んだのが「終末テーマ」。核戦争や生物化学兵器による終末。温暖化で海面が上昇し、世界中の都市が水没してしまう終末。コンピューターが反乱を起こし、人類を滅ぼしてしまう終末。アフリカの奥地から世界の結晶化(生物も無生物もあらゆるものが透明なクリスタルに変わっていく)していく終末…。なぜ、あんなにも「終末」にハマってしまったのだろう。今なら、思春期特有の自意識が強くなり、肥大化していく自我と、周囲と上手くコミュニケートできない劣等感の折り合いがつけられなくて「こんな世界、滅んでしまえばいい」みたいな気分になっていく経緯がわかる。浦沢直樹の「20世紀少年」の「ともだち」が世界を滅ぼそうとするのも、少年時代の劣等感や疎外感が原因で生まれた「終末妄想」が、大人になっても持続し、さらに権力を手に入れることで暴走したためだと思う。