吉野裕子「山の神」

同じ著者の「蛇」という本を読んで強烈な印象が残っている。鏡餅はとぐろを巻いた蛇を表している。「カガミ」の「カガ」は蛇を表し、「鏡」とは「カガの目」つまり蛇の目から来ている等、目からウロコが何回も落ちた経験がある。本書は日本古来の神様は、そのほとんどが蛇であった。スサノオオオクニヌシも蛇神、というところから始まる。同じ著者の「天皇の祭」など、何冊か読みかけて挫折しているので、がんばって読もう。