軍事スリラー
この時機に、あまりにタイミングが良すぎる!?出版。 実兄の暗殺、粛清される高官たち、ミサイル発射、核実験など、エスカレートする挑発行為…。迫る北の崩壊。その時、韓国、米国、中国はどう動くのだろう。そして日本は、自衛隊はどう対応するのだろう…。…
最近、軍事関係のエントリーが多いかなあ…。実際には、読む本全体の1/10にもならないと思うが、最近のエントリーだけを読むと誤解されるかもしれない。潜水艦モノ、海戦モノ、ハイテク軍事スリラーはもともと好きなジャンルだけど、本書も、その類である。…
前回エントリーの「深淵の覇者」の著者のデビュー作。著者は航空自衛隊の元幹部自衛官。本書に先立って2008年に軍事シミュレーション小説「日本海クライシス2012」をネットで発表。その後、本書の原型となった「黎明の笛 KDP版」を個人出版。それが出版社の…
大好きな海戦&潜水艦モノ。 舞台は、尖閣諸島付近や沖縄トラフなど東シナ海。著者は航空自衛隊の元幹部自衛官。帯に「これはただのフィクションではない。警告の書だ!」とあるが、「尖閣諸島をめぐる日中の紛争」という点では、設定にリアリティが足りず、…
「これはもう空母じゃないか」 海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」が就役した時、「おいおい、これは空母そのものではないか」と思った。ヘリコプター搭載空母というのだろうが、ちょっと改造すれば戦闘機を搭載できるのではないかと思った。本書…
今でも書店で平積みのベストセラー。 昨年のベストセラーを今ごろ読了。クライトン風のハイテクスリラー、SF、軍事モノと、ジャンルを超越している。アメリカのネオコン、ルワンダの虐殺など、人類の悪意や暴力を語る視点は、伊藤計劃「虐殺器官」を思わせる…
軍事スリラーは大好きなジャンルである。中でも潜水艦もの、ステルス兵器もの、特殊部隊もの、スナイパーものは、書名にその言葉を見つけしだい手当たりしだい買ってしまう。自分はなぜか「卑怯な」戦い方に惹かれるようなのである。海中に、深く静かに潜航…
潜水艦が好き。海戦小説が好き。という理由で、この手の作品は即、購入する。はじめての作家かと思ったら、以前、同じ作家の「U307を雷撃せよ」を読んでいた。やはり潜水艦もので、なかなかよく書けていた。著者はアメリカ海軍で対潜戦特技官として勤務して…