建築

隈研吾・清野由美「変われ!東京 自由で、ゆるくて、閉じない都市」

世の中、あっちもこっちもクマ、クマ、クマ!なんで? 2007年のサントリーミュージアムあたりからだろうか。根津美術館、歌舞伎座の改修、国立競技場、高輪ゲートウェイ駅、渋谷スクランブルスクエアなどなど・・・。東京における話題の建築は、隈研吾の一人…

新之介『凹凸を楽しむ 大阪「高低差」地形散歩』

「アースダイバー」の頃。 10年以上前、東京港区に3年ほど住んでいたが、坂が多いのに閉口したことを覚えている。特に2年目に引っ越した南麻布のマンションは、崖のすぐ側に建っていて1階と3階に入口があるヘンな構造だった。1階と3階では、外に出た周…

坂口恭平「独立国家のつくりかた」「現実脱出論」

著者の本は3〜4冊目。以前に「ゼロからはじめる都市型狩猟採集生活」という著作を読んでいる。都市に暮らすホームレスたちの生活を取材して「今、自分が一文無しで都会に放り出されても、ちゃんと生きていく方法がある」ということを紹介した本である。著…

隈研吾、清野由美「新・ムラ論TOKYO」

前作「新・都市論TOKYO」が面白かったので、迷うことなく購入。隈研吾という人、建築の方は門外漢なのでよくわからないが、文章のほうはかなりのものだ。読んでいる感じが誰かに似ているなと思ったら、内田樹ではないかと気づいた。どちらもおそろしく明晰で…

司馬遼太郎記念館

司馬遼太郎記念館 1996年に開館して以来、行かなければと思っている内に15年も経ってしまった。自分が読んだ作家の中で一番多いのが司馬遼太郎で、軽く100冊は超えている。家人が見つけてきた地元の旅行会社「銀のステッキ」が企画した日帰りツアーで、初…

坂口恭平「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」

書店の新刊コーナーで「都市型狩猟採集生活」という言葉が目に飛び込んできて、思わず購入。以前のエントリーで、大学を出て猟師になった千松信也氏の「ぼくは猟師になった」を取り上げたが、こちらは「都市型」という「型」がつく。阪神大震災の日の夜、す…

隈研吾+三浦展「三低主義」読了

「負ける建築」の建築家、隈研吾と「下流社会」「シンプル族の反乱」を書いた三浦展の対談。「三低主義」とは、女性が結婚相手を選ぶ歳の「三高主義:高学歴・高所得・高身長」に代わる新しい男性の理想像「低リスク」「低依存」「低姿勢」のことらしい。目…