地域再生

伊藤洋志「ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方」

平川克美「『消費』をやめる 銭湯経済のすすめ」を補完してくれる、もう1冊。前回エントリーの「フルサトをつくる」が「場所」をめぐる話だったが、こちらは「仕事」をめぐる話。著者は「フルサトをつくる」の著者のひとりである伊藤洋志。今、世の中で理想…

伊藤洋志×pha「フルサトをつくる 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方」

前回のエントリーで書いた平川克美『「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ』は、とても説得力がある強力な本だった。著者の主張は、ほぼ納得できたのだが「消費をやめる生活」のサンプルとして、提示された著者自身の生活(住居、喫茶店、仕事場、銭湯を結んだ…

藻谷浩介 NHK広島取材班「里山資本主義 日本経済は、『安心の原理』で動く」

本書を、7月に買い、8月に読み終え、感想を書こうと、いつも鞄に入れて持ち歩いていたら、10月になってしまった。2回は通読し、部分的には何度も読みかえした。おかげで本はヨレヨレ。先日、友人と食事をしていて、本書を鞄から取り出して、話をしていたら…

山崎亮「まちの幸福論  コミュニティデザインから考える」

著者の関わる本が、ほぼ同時に3冊出た。スタジオ-Lの仕事ぶりをアドベンチャーゲーム形式で手法で紹介した「コミュニティデザインの仕事」。対談集「幸せに向うデザイン—共感とつながりで変えていく社会」。本書は、著者の執筆とNHK Eテレの番組「東北発☆未…

隈研吾、清野由美「新・ムラ論TOKYO」

前作「新・都市論TOKYO」が面白かったので、迷うことなく購入。隈研吾という人、建築の方は門外漢なのでよくわからないが、文章のほうはかなりのものだ。読んでいる感じが誰かに似ているなと思ったら、内田樹ではないかと気づいた。どちらもおそろしく明晰で…

山崎亮「コミュニティデザイン 人がつながるしくみをつくる」

知人のtwitterのつぶやきで知り、「情熱大陸」でも紹介された話題の人。本が出ている。こんな風に急に話題になる人の本は、あっという間に書店でもネット書店でもあっと言う間に売り切れになるので、すぐ買いに行かねばと、打合せの帰りに茶屋町のマルゼン&…